1000年前のブログ

1000年前から生きている

Sticky/Ravyn Lenae

https://youtu.be/keYOX0Fp_BQ

30歳になりました。

やれ仕事だ恋愛だ失恋だなんだとバタバタギャーギャーと騒いでいたような錯覚を覚えますが、今年2月入籍することになったとき、なんだか急に世間一般で認められている正しい大人へのレールに初めて乗れたような、複雑な気分のまま役所へといった記憶があります。

自分がまさか結婚だなんて本当に想像もしていなかったので未だに信じられないけど、今のところ大きな喧嘩も特にないですし、本当に平和な毎日を送っています。

あの時、新橋の小さな居酒屋で酒を飲みながら愚痴をこぼしていたあの子や錦糸町で楽しくはしご酒していたその子も今や一児の母になったり、パートナーを見つけていたりして、人生って数年間でこうも一変するもんなんだなぁとしみじみと感じています。それにあの時は311が一生のうちで一番最悪な出来事で、こんなコロナウイルスなんて世界的なパンデミックが起こるなんて本当に想像もしていなかった…

毎回遊びに行くたびに違う場所に飲みに出かけ、いつも未知への扉を開く開拓者にでもなったような気分を味わえた刺激の多い楽しい数年間でしたが、もうあの生活がしたいかと言われたら別に…特に未練も感じません。

タイミングや若さあっての行動力だったし、今同じことをやっても付き合ってくれる友人も今はそんなにいない。きっとあの時のような純粋なワクワク感はその時にしか出来なかったことかも、と思うからです。

期限付きの楽しさだからあんなに楽しかったのかもしれない。今同じ友人らと飲みに行っても、日頃のパートナーへの不満や思い通りにならない日常の鬱憤からの逃避のような側面がきっと垣間見えてしまうので(当時もそういうところはあったけど、結婚前と後とではやはり違うと思う。)きっと駄目だろうなと思います。後ろめたさのない底抜けに楽しい夜をもう過ごすことが出来ないことを考えると、少し寂しいような気持ちになることもあります。

あれらのある意味下らない愉快な生活たちは、美しい思い出や青春として記憶の底へと大切にしまっておき、これからは別の形でもっともっと楽しい生活をしていけたらなと思っています。ドンチャン騒ぎやバカな飲み歩きとはもう決別の時期なんだと思います。最近、アルコールを摂取すると湿疹が出るからあんまり飲まなくなってきちゃったしね…。

愛してたよ過去のバカな自分。さらば20代、こんな私に関わってくれた全ての人に本当にありがとうと言いたいね~~~!!!